第4話:別の部署への 異動と結婚 、そしてまた異動|かずログ
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第4話:別の部署への 異動と結婚 、そしてまた異動

異動と結婚

心から笑えない状況に苦しめられるようになった翌年のこと。

 

定期異動があり、ぼくは今までいたIT関係の部署から土木系の部署、「建設課」へ配属されることになった。

 

今までいたクリエイティブな仕事とは真逆のインフラを整備していくための部署で、既存の道路や水路を維持したり、土地の境界を確認したりといった仕事がメインで、まさに土方系。

 

いちばん大きく変わったことが、住民のぼくらへの対応。

 

住民の身近な道路や水路などの話になってくると、やはり感謝より苦情で庁舎に来られる方が多く、態度のあまりの変わりように驚きっぱなしでした。

 

公務員の部署異動は頻繁にあることで、3年経つと異動の対象になるというのが慣例です。

 

役所へ行ったことのある方ならご存知だと思いますが、住民票を発行する戸籍、保険、税金の相談などの窓口業務もあれば、土木・水道などのインフラ整備を担当するなど、異動になるとほとんど転職と変わらないくらい業務内容が変わります。

 

ですが、ぼくはこの部署に9年間所属することになります。

 

苦情に耐える、自分が好きだったことからかけ離れた仕事をすることになったこの9年間は確実にぼくを精神的に追い込んでいきます。

 

異動と結婚 、そしてまた異動

異動と結婚

そんな苦しい状況のなか、ぼくは結婚しました。

 

相手は美容師で、飲み会で知り合ってそのまま結婚まで。

 

結婚して2年目に長男を授かり、その2年後には次男も授かりました。

 

嫁さんと子供たちにはとても助けられています。

 

なんとか9年間土木系の仕事をこなすことができたのも、新しくできた家庭というものがぼくを支えてくれる大きな柱になってくれたから。

 

そして、ようやく訪れた異動先の部署は・・・ 上下水道を扱う「水道課」

 

目の前が真っ暗になりました。

 

異動先でのおはなし

 

土木一般を扱う建設課に引き続き、上下水道を扱う水道課への異動。

 

さすがにこたえました。

 

しかも、水道課の庁内でのうわさは「地獄の部署」として有名で、かなりきつい部署だということは知っていて、まさか自分が配属されることになるとは思いもしなかった。

 

この水道課が自分が配属された最後の部署になります。

 

配属後の仕事は、下水道施設の維持管理でした。

 

こういった下水道施設は、利用している人から料金をもらって維持管理をしています。当然支払いがとどこおる人もいるわけで、そういった人に対して未払いの料金を取りに行くと行った仕事も含まれます。

 

もう、入庁当初のIT推進といった未来のある仕事はどこへやら、どっぷり役所の仕事につかっている自分がいました。

 

最初にも言ったとおり、職員のみなさんは親切で優しい人が多いです。

 

ですが、ぼくはそろそろ限界でした。

 

心から笑えない自分、その理由が自分がやりたいことができない、達成していないこと。加えて、生産性のない役所の業務に嫌気がさしてきたこと。

 

この2つの気持ちは、IT関連部署から異動になったときからずっと育ってきたもので、周りにも見えるくらい気持ちが出てしまっていたのかもしれません。

 

少しづつ職員の人たちとの意識のズレが、ひずみとなって表面化してきました。

 

もうこれ以上いても、職場に迷惑もかかるし何より自分が保たない。

 

加えて、家庭でも嫁さんの独立起業に加えて、家庭の事情が表面化。

 

リスクは高いが、17年越しの夢を叶えるためのチャレンジをした方がいいんじゃないかという結論に達しました。

 

公務員を辞め、新しい世界へ。