IT推進

ブログ筆者

第3話:公務員としてのスタートは IT推進 だった(就職〜葛藤編)

かずっちゃ(kazutcha01)です。

プロフィールは13,000字を超えています。その記事を5話構成にして再編集しています。長すぎるわ!!と思ったあなたはこちらを読んでください。

それでも読みたい!!って思うあなたは全収録版をどうぞ。

ぼくは、2018年3月31日をもって、いままで17年間地方公務員を退職しました。これからは会社に属することなく自分の旗を振って生きていきます。

世間では安泰・安定と言われる公務員。実際は、公務員でいることに17年間悩み続けました。

なぜ?

「一度きりの人生、自分の生きたいように生きたい」という思い。その根底には、「ぼくは会社に行って働くのはいやだ」と子供の頃から持っていた社会に対する違和感があります。

公務員っていう安定した職を捨てて何をしようとしているんだと思う人がほとんどでしょう。

ぼくは後悔していません。

いまやっている仕事、就職活動など、敷かれたレールを歩くことに少しでも違和感を感じているなら読んでみてください。

きっとあなたの気持ちを知るきっかけになるはずです。

役所の日々雇用職員として:22歳

日々雇用職員として役所に勤めることになって、ぼくは農政関係の部署で職員のお手伝いをすることになりました。

書類の整理や文書の推敲など職員の手がなかなか届かない仕事をこなすのがぼくの担当。職員のみなさんも親切でとても優しく接してくれました。

スノボツアー

日々雇用職員時代のスノボツアー

 

何かを生み出す仕事じゃなく、法律や制度にのっとった中での仕事。生産性のある仕事とは遠くかけ離れた仕事。

これが公務員の仕事なんだ・・・

仕事がとても窮屈に感じていた。

仕事を始めてから2ヶ月くらい経っても、ぼくはまだデジハリで学んでいたCGを使った仕事を諦めていたわけじゃなかった。大学時代には色彩の勉強もしていたんで、それを生かした仕事もないものかとふと思いついたことがある。

アメリカへ渡ろう

アメリカの従兄弟と

アメリカの従兄弟と

いとこがアメリカに住んでいたこともあり、そこを頼って自分でCGと色彩学プラス英語を勉強しよう。いとこの家なら親も安心するだろうとなんとなく思って実行しようと密かに計画を立てていた。

そんな矢先に、訪れた採用試験の話。

日々雇用職員という立場なんで、正職員ではない。つまり、採用試験を受けて合格しないと正職員にはなれない。

受けるだけ受けてみて、落ちたらアメリカに行こうと決めた。

試験の結果は・・・ 合格

平成12年度からの正式採用が決定しました。

なんの皮肉か、 IT推進 部署が初めの配属先:23歳〜25歳

正式に採用された最初の部署は、 IT推進 を行う「情報政策室」。

当時の役所のIT化は全く進んでおらず、5人に対して1〜2台の割り当てしかなく、当然インターネットも利用できない状況でした。

岐阜県内でいち早くIT化を実現したいという当時の首長の方針があり、その関係で作られた部署への配属。職員は室長とぼくの2名。2人でIT推進を実現するという大変なところだった。

職員になることで訪れた思わぬITとの関係。さすがにちょっと運命めいたものを感じました。

庁内LAN整備によるネット接続、1人1台パソコンを実現

IT推進

まずは、とにもかくにもインターネットに接続するための環境をつくらないといけない。上司の室長は当時40代後半だったんですが、パソコン、インターネットに関する知識と技術はハンパじゃなかった。

一緒に仕事をしていてわからないところや疑問に思ったことをすぐに答えてくれ、とても自分のスキルアップに繋がっていきました。

サーバーの構築から始まり、無線LANがなかった当時、庁舎内の床下にLANケーブルをはわせて職員の机まで持っていく。このときにHUB(ハブ)やルーターの仕組みをしっかりと学ぶことができた。

※今で言うところの ”IT土方” と呼ばれる職種

下地ができあがるまで約1年かかりました。ここからようやく職員1人に1台のパソコンの割り当てを行っていきました。

IPアドレスやサブネットマスク、DNSサーバーなどの仕組みも室長から直々に教えてもらいました。室長はホント、モンスター級の知識でした。

思っていた仕事とは少し違っていたけど、ハードの勉強を身をもって勉強することができたことは自分にとって財産になった。

地域住民へのIT講習会を開催

IT講習会

庁舎の整備が終わった後に、次に目を向けたのが住民。

住民の方にも、インターネットの素晴らしさを伝えようと室長と2人で企画・立案し、国の補助金をもらって1年間かけて町中を回ることになりました。

その根本にあったのが、ぼくがゲームを作る人になるためにどうやって学べばいいのかわからなかったという経験。

せっかくインターネットっていう便利なツールが使えるようになったのに、使い方をどこで教えてもらったらいいのかわからない人を少しでも減らしたいって思いが講習会をやることに繋がった。

世間はWindows98をのせたパソコンが日本中に広がり始め、自宅でもモデム回線ながらインターネットが使えるようになってきた時代だった。

やはり田舎の人でも興味があったのか、どの会場でも定員オーバーになるくらいの盛況ぶりでした。

参加者にはとても感謝されました。

でも、ぼくは心から笑うことができなかった。

参加者はインターネットを使えるようになった、WordやExcelを使えるようになったというように自分の目的を果たしている。

比べて、ぼくは自分のやりたいことが実現できていない。このギャップに苦しんで笑うことができなかった。

このときから退職を決めるまで、このことについてずっと悩み続けることになった。

【次のお話】

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