PolygonでETH(イーサリアム)の持ち方がわからない・・
OppnSeaでたまに見る紫のETHってなに?
PolygonのETHが通貨のNFTを買いたい!
OpenSeaでPolygon対応のNFTを買いたいけど、換金の方法がわからないことないですか?
Polygonの通貨(MATIC)で買えるNFTならそのまま使えますが、ETHだったときはそのNFTは買えません。
ぼくもはじめはよくわからず「ETHで全部買えるんじゃないの?」って文句を言いながら悩みました。
でも、一回覚えちゃったらあとは「そういうもんだ」って悩まずPolygonで使えるETHにできてます。
USドルとカナダドルの違いのようなもので、「ETH(ドル)」だけど「使えるネットワーク(使える国)」が違うという認識でOK。
解決策
- MATICをWETHにブリッジする
- OpenSeaでETHをPolygon対応にする
これで、Polygonネットワーク上でイーサリアムが使えるようになり、対応NFTも買えます。
この記事では、MetaMaskに入っているMATICをWETHにブリッジする方法に加え、OpenSea上でETHをPolygon対応のETH(紫)にブリッジする方法を解説していきます。
この記事は、MATICをWETHにブリッジすることに特化しています。MATICを手に入れる方法については、こちらの記事でくわしく解説しているので、もしMATICを買う方法が知りたい場合は参考にしてください。
対応するETHにブリッジ(換金)したら、PolygonETHのNFTは買えます
OpenSeaで売ってる紫色のイーサリアムを買うには、紫色のイーサリアムにMATICやETHをブリッジ(換金)します。
NFTの中には、Polygonネットワークで使うイーサリアムで買うものがあって、このETHは、よく見る黒いイーサリアムは使えません。
解決する方法は2種類。
解決策
- MATICをWETHにブリッジする
- OpenSeaでETHをPolygon対応にする
このどちらかをやることで、紫色のイーサリアム(Polygon ETH)は手に入ります。
参考1:Polygon(MATIC)で買えるNFTはあるの?
OpenSeaではPolygonのトークン、MATICでNFTは買えません。
でも、対応しているマーケットプレイスなど(NFTStudio)だったら大丈夫です。
参考2:WETHってなに?
結論から言うと、ETHとPolygonでは取引ができないからです。
WETHは、イーサリアムネットワーク全体で使われてる規格(ERC-20)にETHを合わせるために変換したもの。
わざわざ変換する理由は、ECR-20はETHができた後に作られた規格で、最初に作られたETH(イーサリアム)は対応していないから。
なので、WETHという服を着せてあげないと、Polygonのネットワークで取引ができないんです。
MATICをWETHにブリッジする方法
ここからは、MATICをWETHにブリッジする方法を紹介していきます。
方法は2つあって、どっちでもWETHにすることができるので、お好みにあわせてください。
MATIC→WETHにする方法
・MetaMask(メタマスク)でMATICをWETHにブリッジする
・DEX(分散型取引所)でMATICをWETHにブリッジする
MetaMask(メタマスク)でMATICをWETHにブリッジする方法
MetaMaakを開きましょう。
ここでは、PC版(Chrome)MetaMaskで進めていきます。
ツールバー右上のキツネのアイコンをクリックしてMetaMaskを起動させよう。
画面上の「ネットワーク」をPolygonに変更します。
真ん中右のアイコン、「スワップ」をクリック。
金額を決めて、スワップ先を決めます。
金額とスワップ先
- スワップ元→「MATIC」のままで額を入力
- スワップ先→「WETH」を入力
赤枠のWETHが出てくるので、クリックします。
内容を確認したら、「スワップの確認」をクリックして先に進みます。
ガス代を確認して、OKなら「スワップ」をクリック。
完了したら、10分ほど待つとMetaMaskにスワップしたWETHが反映されます。
これで、Polygonネットワーク上にWETHが用意できました。
DEX(分散型取引所)でMATICをWETHにスワップする方法
ここからは、もうひとつの方法、DEX(分散型取引所)を使った方法について紹介します。
MetaMask内でWETHを作れるのに、DEXを使う方法を紹介する理由は体験してほしいから。
DEXってなに?
「分散型取引所」のことで、銀行のような集中管理された(中央集権的な)場所で時間がかかる取引はしません。
ブロックチェーン技術の上で動くスマートコントラクト(契約)を使って管理者のいない取引所で仮想通貨やトークンを取引する場所です。
間をはさまず直接相手と取引をするんで、処理する時間はめっちゃ早いです。
今回は有名なDEXのひとつ、Sushi Swapでブリッジを進めていきます。
Sushi Swap公式ページを開いて、右上か真ん中左の「Enter App」をクリック。
取引画面に変わるんで、右上の「ウォレットに接続」をクリックして、MetaMaskを接続します。
「MetaMask」を選択してクリックします。
自分のMetaMaskウォレットが選ばれてることを確認して次へ進みましょう。
ポイント
ChromeにMetaMaskが接続されていたら、自動でウォレットを選んでくれます。
接続するウォレットが確認できたら、「接続」をクリックしてSushi Swapと繋げよう。
取引画面のトップ右上に、自分のMetaMaskのアドレスが表示されていたら成功です。
同じく右上の「イーサリアムのマーク」をクリックすると、ネットワークを選ぶ画面になるので、「Polygon」をクリック。
すると、Polygonネットワークに切り替わるんで、
入力する内容
- 上が「MATIC」ならOK
- 下の赤枠→クリックして「WETH」を選ぶ
赤枠をクリックして「WETH」と入力。
すると、下の検索結果にWETHが出てくるのでクリックします。
スワップするMATICの額を決めると、スワップ後のWETHの額が表示されるので、OKだったら「Approve BentoBox」をクリック。
MetaMask側でSushi Swapがアクセスしてもいいですか?と言う署名(契約)を要求してくるので、OKなら「署名」しよう。
終わったら、取引に間違いがないかを見て「スワップ」をクリック。
最終確認の画面に変わるんで、スワップを始めよう。
スワップ中の表示に切り替わります。
ガス代がMATICでかかるんで、確認したら「確認」をクリックしよう。
手続きが終わったら、スワップ完了です。
10分ほどたったら、MetaMaskでWETHが増えたかどうかを確認しよう。
イーサリアム(ETH)をPolygon ETH(紫色)にブリッジする方法(OpenSea)
実はOpenSea(オープンシー)でも、MetaMaskにイーサリアム(ETH)があればPolygon ETH(紫色のETH)にブリッジが可能。
ここでは、OpenSeaで行える方法について解説していきます。
OpenSeaにログインした状態でトップ画面右、財布のアイコンをクリック。
赤枠の縦3点リーダーをクリック。
出てきたメニューから「Bridge to Polygon」をクリックしよう。
紫色のイーサリアム(Polygon)にブリッジする量を決めよう。
ポイント
ネットワークが変わるだけで、同じイーサリアムだから価値は変わりません。
OKなら「Convert tokens」をクリックして実行しよう。
ガス代込みで必要な金額を確認します。
ガス代は常に変わるんで、安くなったタイミングをはかって取引すると、出費を抑えられますよ。
OKなら「確認」をクリックして実行しよう。
少し待ったら完了です。
10分ほどたったら紫色のイーサリアム、ETH(Polygon)に変わってるかをチェックして、変わっていれば完了です。
WETH(紫ETH)にする方法は2種類。これでPolygon NFTが買えます
ここまで、Polygon ETHを手に入れる方法について解説してきました。
OpenSeaでPolygonネットワークのイーサリアムは紫色です。
方法は2種類。
ETH(紫色)を手に入れる方法
- MATICをWETHにブリッジする
- OpenSeaでETHをPolygon対応にする
はじめは、面倒だなぁと感じると思います。
でも、一度やってみると次からは空気を吸うように当たり前にできるようになるのが不思議。
これでOpenSeaで売られてる、好きなPolygon NFTが買えます。
楽しいNFTライフを送ってくださいね。
もし、まだMATICを持ってないなら、PolygonでNFTを買うためのステップを紹介するんで、参考にしてください。
PolygonでNFTを買うステップ
Scene1 MetaMaskでウォレットを作る
Scene2 MetaMaskをPolygonに接続する
Scene3 Coincheckで仮想通貨を買う
Scene4 Binanceに送金してMATICを買い、MetaMaskへ送金
Scene5 MetaMaskに送金したMATICを、ETHにスワップする