雑記

陸上100mで子供が県1位に。小学生のうちに練習したことを紹介します。

2018年8月8日

かずっちゃ(@kazutcha01)です。

小学生のお子様が陸上競技で、なかなか結果が出ない。いまは出なくても、中学に上がったら結果を出したい。でも、どうやったら??

そんな思いを抱いているあなた。大丈夫です。

陸上競技をはじめ、全部のスポーツで言えることですが、お子様が8歳から12歳までの間に正しいトレーニングをすることで、結果はしっかりと出ます。

ぼくの息子は、中体連陸上男子100m(中1)で県1位をとりました。

しかも、小学校時代はサッカーに明け暮れていました。それでも彼は100mで1位をとりました。

特別に難しいトレーニングをしたわけじゃないです。体の成長に合わせたトレーニングをしただけ。

この記事では、子供の発育パターン、それに合わせたトレーニング法。参考にした本、実際使っているトレーニング機材をできるだけ詳しく紹介します。

(この記事でわかること)
・ゴールデンエイジという大事な時期
・小学生のうちにしっかりと練習しておきたいこと
・小学生の練習にオススメする本

小学生のうちは多くの動きをさせつつ、体幹を刺激する

大きな動きをしつつ体幹を鍛える

小学生のうちに、ハードなトレーニングは必要ないです。

お子様の成長に合わせたメニューを組めば十分効果がでます。

プレ・ゴールデンエイジ、ゴールデンエイジの期間を考えたメニュー作りです。

8〜9歳のうちは、ラダー・バランストレーニング・器械運動など、なるべくいろんな動きを取り入れてあげよう。

10〜12歳になったら、体幹トレーニングでインナーマッスルに刺激を与えながら、ラダーなどで走り方を大まかに教え、自分が成長する楽しさを知ってもらおう。

これだけで、十分な成果がでます。

いちばん大事なことは、お子様を褒めて伸ばしてあげることです。

小学生の発育パターンを知ろう

発育パターン

ところで、みなさん『プレ・ゴールデンエイジ』、『ゴールデンエイジ』という言葉を知っていますか?

いちばん、子供たちの運動するための基になる力が伸びる時期です。

その時期が、小学生の3〜6年生(8〜12歳)の期間。

この4年間で運動神経がすごい勢いで発達していくからです。

この時期にハードなトレーニングをするよりも、運動神経をしっかりと発達してもらうために、色々な動きを取り入れることが理にかなっています。

プレ・ゴールデンエイジとゴールデンエイジ

表をみてもらってもわかるように、8〜9歳は動きを覚えることがとても早く、9歳〜12歳にかけては、体の強さ、運動神経が一気に発達していきます。

だから、この時期がいちばん大事なんですよ。

それでは、この2つの大事な時期の特徴をみていきましょう。

プレ・ゴールデンエイジ(8〜9歳)

この時期の子供たちは、運動神経がすごい速さで発達します。

専門用語で『即座の習得』(あらゆる動き・テクニックを覚えやすい時期のこと)をするための準備期間とも言える大事な時期です。

この時期のトレーニングは、とにかくいろんな運動をしていろんな動きをすることに力を入れてください。

陸上なら陸上だけ、サッカーならサッカーだけといった凝り固まった考え方じゃなく、別のスポーツでも大丈夫なんで、いろいろチャレンジすることが必要ですね。

ぼくの息子もサッカー少年団でしたが、この時期はラダー、水泳、野球、かけっこ、遊具での遊びなど、ホントいろんなことをやってました。

ゴールデンエイジ(9〜12歳)

ゴールデンエイジは、『即座の習得』と呼ばれ、いろんな動きを覚えることがいちばん得意な時期なんです。

9歳〜12歳の間で、陸上・サッカー・野球問わず、いろんな動きを覚えるのはこの時期。

それも、プレ・ゴールデンエイジのトレーニングの方法で子供の伸び方も決まってきます。

あわせて、体も出来上がってくる時期なんで、筋肉に刺激を与えることで動きの習得を助けることにもつながるんですよ。

プレ・ゴールデンエイジのトレーニングを大事にしよう

ゴールデンエイジ時期のトレーニングを生かすためにも、『プレ・ゴールデンエイジ』時期のトレーニングを大事にしよう。

この時期にしっかりといろんな動きをしておくことで、ゴールデンエイジの時の動きの覚え方=運動能力のつき方に大きく影響してきます。

陸上に必要な体幹の安定・走力・フォームについてもプレ・ゴールデンエイジの時にどれだけいろんな動きをしているかで、お子様の覚え方にとんでもない差が出ます。

ぜひ、いろんな動きをさせてくださいね。

年齢にあった練習をしよう

年齢にあった練習

子供の年齢によって発達する箇所が違うことをわかってもらえたところで、その年齢にあわせたトレーニングを紹介します。

中1陸上男子100mで、中体連県大会1位をとったぼくの息子が実際にやっていたトレーニングです。

はじめにも言いましたが、体を酷使するような激しいトレーニングは全くやっていません。

  • プレ・ゴールデンエイジ(8〜9歳)は、ラダー・水泳など色々な動きを取り入れたトレーニング。
  • ゴールデンエイジ(9〜12歳)からは、ラダー&体幹トレーニング&基本的な走り方のトレーニング。

このトレーニングに加えて、サッカーをやっていただけです。

そんなに難しいトレーニングじゃありません。

1つのスポーツだけじゃなく、多くの動きを取り入れたトレーニング(8〜9歳)

8〜9歳の時は、いろんな動きをさせてました。

8歳(小学校3年生)からサッカー少年団に入っていましたが、サッカー以外にもスイミング、野球、公園でジャングルジム、アスレチックなどの器械運動もやってました。

それ以外に、家で遊びながらいろんな動きを取り入れたトレーニングも。

結果的に、この時期にこれだけ上半身・下半身はもちろん、その両方を連動した動きをさせていたことが幸いしました。

この時期に色々な動きをさせてあげることで、発達中の運動神経がより高度な発達をします。

いちばん、この時期が大切なんです!!

この時期でしっかり色々な動きのトレーニングをすることで、ゴールデンエイジで行うトレーニングの効果が全然変わってきます。

この時期に、いっぱいお子様の体を動かしてあげましょう。

家でも楽しくできるトレーニングは、この本にしっかり書いてあります。

一人でもできるトレーニングが多く、遊びながらいろんな動きができ、とても実践的な本です。

8歳以下のお子様でも、楽しんでトレーニングができる内容になっています。

サッカー少年団のフィジカルトレーニングに利用するために書いましたが、もっと早く出ていれば、間違いなくこの本のトレーニングを息子にもやってもらいました。

ラダートレーニング(8歳〜現在まで)

ラダートレーニングってあまり聞きなれないかもしれませんね。

『はしご』の形をしたモノを見たことはありませんか?

あれが『ラダー』です。

ラダートレーニングは、ステップを踏みながら体全体を動かして運動神経を高めるトレーニング。

もも上げはもちろん、骨盤を回すステップやダンスのステップのような複雑な動きをするメニューもあります。

しかも、ちょとしたスペースさえあれば、どこでもトレーニングができちゃう有能さ!!

でも、ラダーには1つ欠点があって、小学生がトレーニングするには『長すぎる』。

5m,10mっていう結構な長さになってきます。

この長さだと、そう、飽きちゃうんですよ!!

長すぎて、最後はダラダラ。なんの意味もなくなっちゃいます。

なんとかならないか、けっこう考えました。

そこで見つけたのが、『タニラダー』

Jリーグの『ヴァンフォーレ甲府』のフィジカルコーチだった谷真一郎さんが考案したラダー。

なんと長さが40cm×4マスの1.6m。この長さなら、子供たちも飽きません。ずっと集中してくれます。

ぼくの息子も飽きずに、しっかりとやってくれました。

神経系がしっかり鍛えられます。

ちょっと値段は高めですが、谷さん監修のトレーニングビデオで詳しくメニューを解説してくれているので、子供に教えるのもラク。

このタニラダーも、ぼくはサッカー少年団で使っています。神経系を鍛えるのにとても向いているので、この時期のお子様には最適です。

タニラダーベーシック シングルセット DVDセット ラダートレーニング

体幹トレーニング(11歳〜現在)

『体幹トレーニング』=『筋トレ』 と思っていませんか?

全然違います!!

しかも、ぼくが息子にやってもらっていたトレーニングは、インナーマッスルに刺激を与えて活性化させるのが目的で、ゴリゴリに鍛えるわけじゃないです。

筋トレは、体のいわゆる『外側』の筋肉を鍛えるトレーニングで、体幹トレーニングは、体を支え、安定させる『内側(インナーマッスル)』の筋肉を刺激するトレーニングです。

成長を阻むようなトレーニングはしていません。

むしろ、小学生むけの体幹トレーニングの本も販売されているくらいです。

この体幹トレーニングは、お子様の体の成長が始まるゴールデンエイジ(9〜12歳)、5年生から始めるのがいいでしょう。

4年生だと、まだ体の成長が始まっていないお子様もいるはずです。

あ、子供が大きくなってきたなと思う段階で、トレーニングにいれましょう。

ぼくは、これから紹介する本そのままを抜粋してトレーニングに取り入れました。

著者の木場克己さんは、サッカー日本代表のサイドバック、長友佑都さんのフィジカルコーチを務める体幹トレーニング界の超有名人。

その木場さんが考えた、小・中学性向けの体幹トレーニングをそのまま息子には取り入れてやってもらいました。

ホント、きつそうにやってました。でも、この体幹力があったからこそ、県1位が取れたとぼくは思っています。

大人のあなたでも、十分体幹が鍛えられますよ。基礎代謝アップを目標に、お子様といっしょにトレーニングしてみたらいかがでしょう。

走り方のトレーニング(11歳〜現在)

フォームや足の運びなど、走り方のトレーニングは、5年生からはじめました。

でも、ガチガチにフォームを固めるんじゃなく、

  • 腕は大きく、腰より前で振ろう(太鼓を腰に置いて叩くイメージ)
  • 地面には母指球から下ろそう
  • 足の運び方を見て、ピッチを多くとって走る

これくらいしか教えていません。

あとは、たまに50m走を家の前でやって、タイムが伸びるたびに褒めまくりました。

ホント、これだけです。変にフォームを固めるより、伸び伸び走った方が楽しいかなと思ったんで。

まとめ

子供の運動能力=走る力 を伸ばすには、年齢と成長に応じたトレーニングをするのは必須。

8〜9歳のうちにできるだけ色々な動きをいれたトレーニングを積ませてあげましょう。

この時期にやるトレーニングの『濃さ』があなたのお子様の走る力の原点になります。

9〜12歳で体幹トレーニングを含めた走り方のトレーニングにシフトしつつラダートレーニングは続けよう。

これだけのことで、ぼくの息子は県1位をとりました。

あなたのお子様のトレーニング法の参考になれば幸いです。

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  • この記事を書いた人

かずっちゃ

NFTを中心にWeb3.0の情報を届けます。時代に取り残されない人を増やしたい。起業した会社を辞めた後、離れてた発信をCNPを買ったのを機に再開。本業は行政書士。ブログ歴4年、ライティング、ホームページ制作歴5年。

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